前代未聞!
横山剣セルフインタビュー
今日は誰も俺にインタビューしてくれないので、仕方ないから自分で自分にインタビューしてみることにしました。プロモーションの練習にもなるしね。では白熱のマスターベーション・インタビューの模様をここにお届けしましょう。
横山:どうもこんにちは! さて、2/24にいよいよ待望のBEST盤2枚『鶴』『亀』が出るわけですが、今のお気持ちは?
横山:そうねえ、まあ、アルバム6枚出すごとに出すBESTっていうことですかね。
横山:なるほどねえ。でも、『CKBB』は『ブラウン・メタリック』の前だから5枚出したあとということになりませんか?
横山:順番はどうでも、『ブラウン・メタリック』は『CKBB』出した2004年に出してるじゃないか。
横山:強引だな。
横山:12枚目、言ってみれば次なる6枚目ってのはまだ出してないけど今年出す予定だから、順番的に『鶴』『亀』が先でもいいんだよ。あんまり細かいこと言うな。
横山:で、今の音楽シーンをどう思いますか?
横山:そういうのは興味ないね。CKBのことで精一杯だから。
横山:以前「ミュージック・マガジン」で「青春応援歌ばかりでアイデアが無さすぎる」って発言がありましたが。
横山:だってそう思ったんだもん。だけど、人がどんな音楽やってようと人の勝手だから俺が同業者の商品についてああだこうだ言う問題じゃないよ。自分から良くしていけばいいじゃん。
横山:ちょっとカッコつけ過ぎじゃないです?
横山:カムサハムニダ。テリマカシ。マラミングサラマッポ。多謝。メルシー。
横山:人のCDとか聴かないんですか?
横山:いや、HONMOKU REDHOT STREETの選曲やるときとか、移動中のクルマの中で聴きますよ。
横山:移動中のクルマの中でのヘヴィロは?
横山:CRAZY KEN BAND BEST『鶴』『亀』のテスト盤は勿論ですが、あとはCHOZEN LEEのソロ・アルバム『RISE UP』、それとDJ MINOYAMAのMIX CDですね。
横山:こういうヤラセのインタビューどう思いますか?
横山:原点だよね。だって、最初は自分で自分を持ち上げるために「東洋一のサウンドマシーン!」って自分で言わなきゃ誰も言ってくれないじゃん。それと同じよ。例えばBLOGっていうのも、ある種の「自己肥大」的な表現ってのがあるじゃない。雑誌のインタビューでは拾えない部分を自分で書いちゃうみたいな。反則って言えば反則だけど、自己肥大に自覚あるかないかが分かれ目だと思う。こういうラジオ・パーソナリティみたいな仕事もある意味、「楽曲をかける」という行為によっていつの間にか「自分が偉い」と錯覚することがあって、物言いが上から目線になってる人がいる。自分もうっかりそうなってることもある。だから、思い上がらないように氣をつけないとな。
横山:いや、こういうこと書く事自体、思い上がりはないんですか?
横山:いいの。だって、こういうのはまだ可愛いというか、憎らしくないじゃん。やはり憎たらしいのはダメです。
横山:チャーミングであるかどうかが重要であると。
横山:そうです。今回の『鶴』『亀』には憎らしい感じの曲を一切排除しているんですよ。やたらかっこつけて空転してる曲とかは。要はそういうBESTアルバムであると信じたい。
横山:ところで本日はどのようなスケジュールで?
横山:あ、まずい。遅刻だ。今から東京なんですよ。
横山:東京のどこですか?
横山:渋谷区と港区。
横山:お仕事ですか?
横山:俺にとって音楽の仕事は仕事なのか、趣味なのか、その境界線が曖昧なので、「お仕事ですか?」という問いに対して「そうです」と言い切るのには抵抗があります。勿論、お金をもらってやっているので仕事なんですけど、音楽以上に夢中になれる趣味がない。だからと言って「仕事が趣味です」なんてダサいこと言う奴は信用できない。でも、俺の場合は本当にミュージック・ビジネスが趣味なので、どう言えばいいのか困ってるんだ。好感度を上げるために嘘を言えばいいのか。それとも、本当のことを言っても嫌われない大器になるべきなのか。いや、そんなパーフェクトな人間は可愛くないし、「パーフェクトよりもミラクルだ!」と言い続けてきたことが嘘になる。だから、何も言うべきではなかった。こんなヤラせのインタビューなんてやらなきゃ良かった!
横山:時間大丈夫ですか?
横山:まずいです。
横山:行ってらっさいませ。
横山:うん。
横山:今日は有り難うございました。
横山:うん。
なお、ヤラせではないちゃんとしたインタビュー(text 安田謙一さん)は『鶴』『亀』両方とも買った人に差し上げる「鶴亀読本」に載ってますので、是非、ご覧になって下さい!!!
横山:必死だなw
横山:うん。
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