汗ばんだ肌上気させ
ただ後尾後尾後尾後尾しただけ!
肉体関係おーいぇーあ
肉体関係あ−はー
肉体関係おーいぇーあ
肉体関係あ−はー
自家発電的音楽屋の自分の立ち位置、そしてCKBの標榜している「全方向型音楽」の本質はHIPHOPではないし、なんにもないところから無意識に出て来るものをソースとしているので、そこはHIPHOPの手法とは全く違った構造なのですが、それだけに全く違ったフォーマット故の驚きも多いというか、HIPHOPの現場にいていつも思うんですが、敢えて誤解を恐れず言ってしまえばHIPHOPカルチャーのそれというのは、つまり、マルセル・デュシャンの「READYMADE」に通じてるもんなんじゃないかってことを。すでに「既成」としてあるものに別の意味や価値観を付加して、そこに新銘柄をマーキングすることで、まったく別の感動、別の質感を与えるというね。そう考えると、HIPHOPってのはストリートが生んだ現代芸術なんだなって。それはクルマや建物のカスタマイズにも通じることだけど、そういった目に見えるものではなく、空気を振動させメッセージを伝える「音楽」でそれをやって、それをちゃんと成立させることのハードルの高さ、難しさ、これを本当の意味でクリアできているのが真のヒップホッパーなんじゃないでしょうか。これは相当に奥が深く、ロジカルかつフィジカル、そして哲学的なカルチャーでありアートなんだと思います。
CKBの音楽は所謂ひとつの「大衆芸能」であり、決してアートなんかではありません。しかし、このCKBの音楽をソースに現代のReadymadeとしてアートへと昇華させてくれたのが、ライムスターであり、それが「肉体関係part2逆featクレイジーケンバンド」として結実したのでございやす。2002年のことでした。これによってCKBはさらに開かれていったのです。
で、ここからどう深化していくかという部分で、自分たちはいい意味で「素材」であるということを徹底するべきであると。HIPHOPフィールドとの邂逅は非常に有機的なことであり、そこから多くのヒントを得たというのは間違いありませんが、ここで「自分もそっち側である」と勘違いしてはいけないということですね。そこを意識するかしないかが自家発電音楽生産者として重要なポイントであると考えたのでありました。で、そういったことを考える機会を与えてくれたのもHIPHOPカルチャーであるわけですから、HIPHOPにマジrespect、さらに遡れば、遠くジャメイカからNYはブロンクスの地に渡ってHIPHOPの礎を築いたハーキュリー・サウンド(クール・ハーク)と、ブロンクスの不良番長アフリカ・バンバータ(ズールー・ネーション)にマジrespect、さらにその大本となるReggae Musicにマジrespectなのでありまっすむにだ。拝
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