ボーリングしてますか?
<HONMOKU LIFE STYLE/選曲:横山剣>
The World / CLIVE KNIGHTLEY
<横山剣音楽事務所選曲コーナー「GANGSTA LUV」/選曲:横山剣音楽事務所>
Num Dia / ARNALDO ANTUNES
酒が飲みたい / バートン・クレーン&コロムビア・オーケストラ
Que Mala Suerte La Mia / LOS AMAYA
(Midnight Cruiserのイントロ)
横山剣音楽事務所自動車倶楽部がお届けする「MIDNIGHT CRUISER」・・・
円楽のプレイボーイ講座12章より第五章「車」についての講釈
<エル・カミナンテ岡本のラテン横丁/選曲:エル・カミナンテ岡本>
Cucala / CORTIJO y su Combo
<チャーリー宮毛のローカルフライト通信/選曲:チャーリー宮毛>
<横山剣自宅録音シリーズ/選曲:横山剣>
題名のないソウル/横山剣自宅録音シリーズ「ザ・自宅/題名のないSOUL」
夜のドドンパ/横山剣自宅録音超珍版
<小野瀬雅生でございます/選曲:小野瀬雅生>
Star Flower / MASAO ONOSE
<亀コロ/選曲:横山剣>
※BGM コロ/CRAZY KEN BAND
亀/CRAZY KEN BAND
<ゲストコーナー「剣さん、イイネ!」>
YAH YAH YAH / 松崎しげる
<BMR Recommend/選曲:BMR&横山剣>
Chillin' Wiv Da Man Dem / DIZZEE RASCAL
<時間というものは残酷なものでございやす/選曲:横山剣>
Soulful Strut / YOUNG-HOLT UNLIMITED
※「Soulful Strut」は、CKB tour『Girls!Girls!Girls!009』で「SOUL通信」と「僕らの未来は遠い過去」の間にサンドイッチしていたYoung-Holt Unlimitedの代表曲です。ちなみに初めてYoung-Holt Unlimitedの盤と出会ったのは、小6と中1の間の春休みに横浜西口の高島屋の最上階特設売り場で「中古レコードまつり」的な催事をやっていたとき、意味もなく適当に買った5、6枚のドーナツ盤のうちの1枚がYoung-Holt Unlimitedの「Who's Making Love」と「The In Cloud」のカップリングでした。ジャケットもなく裸の状態で、もう37年ぐらい昔の話なので今となってはどっちがA面だったかはまったく記憶にございません。で、「Who's Making Love」はジョニー・テイラーの大ヒット曲のカヴァーで、当時、ジョニー・テイラーの存在すら知らなかった12歳の俺にとっての「Who's Making Love」はカヴァーだろうとなんだろうとYoung-Holt Unlimited Verが正調であり、後にジョニー・テイラーの同曲を聴いたときはあまり響きませんでした。というのも、実は俺は歌モノよりもインストものが好きで、バカラックの曲なんか、絶対インストでこそメロディーに特化して泣けるという聴き方でありました。そして「Soulful Strut」の話に戻りますが、これはバーバラ・アックリンの「Am I the Same Girl?」のInst Verですが、どっちが先かというと確か「Soulful Strut」が先だったんじゃないかと思います。で、後に英國のSwing Out Sistersが
「Am I the Same Girl?」をカヴァーしたもんだから、むしろそっちの方が世間的に知られておるみたいで「なんでCKBがSOSの曲のカヴァーなんてやってんの?」なんて言われる始末。ま、SOSには名曲もいっぱいあるし、ジム・ウェッブやバカラック的要素もあるんで趣味はめちゃくちゃ合いますけどね。
「ミもフタもない話ですが・・・」
で、こっから先は長くなるので興味ある人だけ読んでね。今回のツアーで「SOUL通信」と「僕らの未来は遠い過去」の間になぜこの曲をサンドイッチしたかというと、「僕らの未来は遠い過去」のプリプロ(町田録音シリーズVol2)で俺が弾いてた間奏のウーリッツァー・ソロ(本チャンは勿論4サマに差し換えましたが)の後半のフレーズが「Soulful Strut」と酷似していた(弾いてる本人はそういうつもりではなかった)のですが、このフレーズにわかばさんが反応し、ホーンアレンジにも「Soulful Strut」な必殺フレーズを導入してくれたのでした。「僕らの未来は遠い過去」が浮かんだ時点では「Soulful Strut」を全く意識してなかったのですが、もともと凄い好きな曲だったんで、脳内サンプルされていたものが無意識に流れ出てきたんでしょうね(笑)。これがもしアレンジ部分ではなく、「歌メロ」部分だったら盗作問題で大変なことになります、気をつけないと(汗)。で、「Soulful Strut」(又は「Am I the Same Girl?」)はダックテイルズでもCK'S(Vo:毛利真帆)でもカヴァーしている大好きな曲なので、どうせ似てるんならってことで、本チャンではより「Soulful Strut」を意識した仕上がりを目指したのでした。ですので、ライヴでは「Soulful Strut」そのものを連結させてみたらちゃんとルーツ的に系統だてて演奏してるみたいでカッコイイじゃん!って思ったのです。CKBの場合、割とこういうパターンが多くて、作ってる最中は何も考えてなくて、やってるうちに「あ、これ誰々の何々みたい!」ってなって、それに寄せていくっていうアレンジが殆どです。その辺り、逆に思われるので、良くも悪くも「いろんな音楽を聴きまくって研究している」とかDJ的な「ネタ使い」って思われやすいんでしょうね。実際、小西康陽さんやレコード番長(須永さん)にも最初は色々聴きまくってると思われていたので、俺があまりにも知らな過ぎるので逆に驚かれたことがあるぐらいです。俺はコレクターじゃないし、全然、研究っぽくは聴いていなくて、天然発生、もしくはちょっと性能の悪い脳内サンプラーにいろいろ新旧残ってるネタでメロディーが出てくるって感じです。だから、気をつけないと脳内サンプルされてたものがなんの疑いもなく「そのまんま」出て来ちゃうこともあるので、作曲シーズンには人の音楽には耳を塞いでおいた方が良いというお話でした。
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