緑に包まれたパルテノン多摩の全景
昨日、9月30日、「ガール!ガール!ガール!009」全国ホールツアー編がパルテノン多摩からスタートしました。横浜から多摩センターまでは近くて遠いような不思議な位置関係で、裏道さえ知ってればかなりの短時間で着くらしいですけどね。でも、裏道を憶えたり、地図を見るのが苦手な僕は「天然の勘」だけで予感のする方向に走るのが好きです。でも、今回はスタッフ・ミーティングその他で「13時入り。時間厳守!」につき、不本意ながら普段はあまりお世話になりたくないカーナビのスウィッチをONにしたのでした。カーステからエンドレスで流れる「CKBリハーサル音源」をぶった切るロボットな音声案内。「まもなく右カーブです」「東京都に入りました」「5キロ以上、道なりです」・・・。どうにも俺の脳内レーダーとは異なる方向ばかりを指示し、ちょっと様子がヘンだぞと思ったら、案の定、「この先、行き止まり」の看板が! しかもそのドン突きに至るまでUターンするスペースすらなく、相当な距離をバック走行で戻るハメに。おかげで首筋を痛めたあげく、到着時間にも遅れちまったぜ!時間厳守にうるさい俺が遅刻なんかすると「他人に厳しく自分に甘い!」って言われちゃうぜ。ファッキン・カーナビ!SHIT! ♪ハンマヌ〜ン・・・、恨みの50分ぜ!
それにしても多摩です。多摩って文字にはなんとも言えない宇宙電波が滲んでいます。高校在学中、もし、大学行けるなら多摩美術大学行きたい!って思ったほど。あのテリー・ジョンスン氏、そしてユーミンも多摩美だしね! 多摩には宇宙的浮遊感があります。ユーミンの「中央フリーウェイ」の歌詞にもある通り、流星になったみたいな気分があります。さらに多摩には渡来文化の薫りもあります。日本のルーツを色々とひも解いていく中で多摩丘陵の歴史は奈良がそうであるように渡来文化と深く関わっていたりもしますが、あまり詳しい知識をインプットしなくても、そういう波動、地脈がここにはビリビリと感じられます。
さて、コンサートを終えての感想ですが、歌詞間違えたり、マイクの線を踏んで何度も転びそうになったり、その他、細かい部分での混乱はありましたが、手応えとしては「歴代ベスト3」に入るぐらいのミラクルなライヴだったと思います。すべてを覆う不思議な澱のようなものに包まれ、現実味がなく、見て感じたものが実際に心に触れてくるのにちょっとした時差があり、こう、歌いながらも「俺、今、何やってるんだろ?」って一瞬気を失いかけるほどの浮遊感がありました。未来が過去を連れて来たみたいな魅惑のステージセットのエフェクトもその気分を一層増幅させてくれました。
そして、今日は朝からたまりにたまった雑務を片付けて、今、一段落してMacBookProに向かってこうしてKeyを打っているのでございやす。明日は仙台。果たしてどんなコンサートになるんでしょう。想像しただけでハラハラドキドキ或いはドキドキハラハラします。
楽しむよ!
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