CKBの記念すべき1stアルバム
PUNCH!PUNCH!PUNCH!
<自主制作盤>
1997年にヌルッと始まったバンドですけど、出し物(音源)を発表してないのにライヴだけやってるというのは、楽曲至上主義の俺にとってはどうにも座りが悪く、なんでもいいから早くアルバムを作りたかったのです。で、すでにCK'SやCKBのライヴでやってる既存曲を中心に録音したのでさほど時間がかからなかった。朝から夕は普通に横浜で仕事して、夕から夜明けまで東京杉並でレコーディングって感じだったので、いつも寝不足だったな。自分としてはCK'S時代からずっと歌ってる「からっぽの街角」が最高に好きで、当時のライヴでもお客さんにすこぶる人気があったんですよ。逆に「けむり」を初めて演奏したときはみんな「何これ?演歌?」って感じでポカーンと見てましたけどね。自主制作なので、もし、このCDが売れなかったらCKBの歴史もここでジャンジャンでしたけど、なんとかリクープできて、次に繋げられて本当に良かったです。ただ、出来たばかりのときは「もっとここをこうしたかった、あそこんとこをああしたかった」とか「確かにインパクトはあるが、これが俺の本当にやりたかったことだったのか?」とか「自分のキャラにないことを演じてるような気がしてあとでそのツケがまわって来そうだ」などなど反省しきりで、「今度アルバム出すときはもっと自分のクルマでヘヴィロできるような盤を作るぞ!」と心に誓ったわけですけど、今、聴くとその「のりしろ感」や「迷走感」が逆にこのアルバムの個性だったりもします。
☆☆☆
自己ベスト3(気分によって更新されることもあります)
1位:からっぽの街角
2位:プーナ
3位:長者町ブルース
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