茂木健一郎さんは宇宙人!!!
2005年にユーミンさんとラジオで対談したのですが、その時、記憶の奥の奥の奥の方で、こう、「得体の知れない何か」が木漏れ日のような感じで、モヤモヤっと揺れ動いていて、そのモヤモヤッとした対象を言葉で説明しても、重要なものがこぼれてしまうんだけれど、こと「音楽」にとって、それが非常に重要なサンプルソースだったりするわけで、これって一体なんなんでしょう?みたいな話をしたのです。そこで初めてユーミンさんから「クオリア」というなんとも電波性の強い語感のある言葉と、脳科学者、茂木健一郎さんの存在を教えていただきました。もし、この「クオリア」という言葉との出会いがなければ、2005年以降の俺も、2005年以降のCKBもなかったといっても過言ではないdeath。俺にとってユーミンは宇宙人であり、音楽神ミューズ、あるいはアメノウズメノミコトの変化神なんじゃないかと思うほどなんですが、茂木さんもまた宇宙人としか言いようのないミラクルな存在です。ユーミンさんに薦められた『脳と仮想』『脳とクオリア』という茂木さんの著書を読ませていただいて、気持ちの中でバラバラに散らばっていたイメージがひとつひとつ一致していくのが実感として分かりました。これは画期的な体験です。高校中退で無学な俺には理屈ではなかなか理解できないことが多いはずなのに、コレは脳科学の本であるにもかかわらず、感覚的にアシストされ、文章が勝手に読ませてしまうのです。とにかくスムーズで面白いのです。面白いから何度も読める。何度も読めるから反復のGROOVEが出てくる。まさにSOUL MUSICです。これは脳科学という名のGROOVYなSOUL MUSICです。で、今回こうして、実際に生身の茂木さんにお会いしていろいろとお話していくうちに、茂木さんそのものが、魅力的であり、音楽の本質であり、クオリアなんだと合点がいきました。初めてお会いするのに妙に懐かしいんです。未来が連れて来た過去がそこにありました。やっぱり、茂木さん、タダもんじゃありません。マジRESPECT!!!
『すべては音楽から生まれる/脳とシューベルト』を読んでさらにグッと来ました!!!
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