焼きビーフンを喰いながら
大衆食堂とか大衆音楽って響きが好きですねぇ。意味はどうあれ、響きとして好きです。「J-POP」とか「歌謡曲」って響きより「大衆音楽」って響きの方がソウルフルな気がする。昔のドーナッツ盤のレーベルにはよく「流行歌」なんて書かれてましたけど、CKBは「大衆音楽」って書きたいニャー。ま、大衆食堂にも色々ありますけど、思い出に残る大衆食堂と言えば、横須賀の京急汐入駅のそばにあった頓珍漢なT食堂ですね。寿司、うどん、そば、中華、洋食、その他なんでもあって、中でもグッと来たのが「寿司コーナー」。店の隅っこに「寿司コーナー」って4名も座ればぎゅうぎゅうのちっちゃいカウンターがあって、通常、そのコーナーはスウィッチOFFって感じで、明かりも消えており、薄暗い一画に、寿司ネタの入ってない透明の短いガラスケースがうっすら闇間に浮かんでるような、まるで廃駅のような寂れた佇まいで稼働感ゼロなんだけど、稀にそのコーナーがスウィッチONされ稼働してる時があるんですよ。それが凄く不思議な感じでね。とっくに死んでるのかと思ったら、まだ生きてたんだって感じよ。その曖昧な感じが例えば「千と千尋の神隠し」のある場面を思わせて、なんとも俺好みな世界なんですよ。俺はグルメでもなんでもないので、味の善し悪しよりも、そういうフェチごころをくすぐるストレンジな魔力に持ってかれるのですが、「千と千尋の神隠し」に限らず、そういった心のヒダにひっかかり、心の隙間に入り込む、微妙な感覚を滲ませたエンターテインメントってものが大衆の心を無意識に捕えることってあると思うんですが、そこを拾って作品にしてる人って凄く共感ができますね。なんでそんなことを思ったかと言うと、今日、昼ご飯が「ケンミンの焼きビーフン」(兵庫県神戸)だったからです。あの袋のデザインとか、かつてやっていた東大阪チックというか、生野区チックというか、西成区(SHINGO西成!)チックというか、東成区チックというか、大正区チックなテイストのCMとか、まさにそんな電波だったんで、ビーフン喰いながらそういうことを思ったっちゅうわけでございやす。
※体臭欲情おっと大衆浴場は大昔、本牧の小港湯って銭湯にによくいってました。今でもたまにガーチャンや正道会館本牧道場の沢田先生と根岸の「大盛舘」って銭湯にいくことがあります。但しガーチャンはTIGER&DRAGONの恐ろしいTATOOありなので「入れ墨お断り」のお風呂には入れないんdeathよ。俺はTATOOなしですが、COOLS時代、横須賀の「彫新」さんで入れようと思って、お化け提灯にするか、百恵ちゃん風の阿修羅にするか、デザインをくよくよ迷ってるうちに「迷うぐらいならやめときな!」って怒られ断念しました(涙)。提灯にしなくて良かった。
※神戸は俺の実の父が育った街。丸玉食堂いいねえ!台湾料理!高架下!ローメンとか手羽のから揚げとかいろいろ喰って喰って食い過ぎて食い倒れだったにゃ!
※日中友好食堂「玉家」はいつも我が家の出前でお世話になっています!大昔は三渓園のそばにあったらしいです。俺はここの焼そばが最高に好きです!ここの焼そば、俺にとっては世界一です。その他のメニューも最高ですが、とにかく焼そばは涙が出るほど旨いです!系列のタイ料理も旨いねえ!いろんな意味でCKBのお手本にしてまス! 「根岸家」は俺の親戚の「元祖イイネおじさん」がよく通ってたそうです。
※私信で恐縮ですが、YO-HIのMARKさんってもしかして、マーク・リプケン・クリハラ君? もしクリちゃんだったらたまには電話して頂戴。人違いだったらすみませんです。
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