le monde de suzie wong
THIEN HUONG(TINY YONG)
自宅の物置にダンボールがふたつみっつ・・・。写真やら、カセットやら、雑誌の切り抜きやら、数々の懐かしい品々に混じってずっと行方不明になっていた古いレコードが出て来たよ! THIEN HUONGというカンボジア生まれのベトナム女性の歌う「スージー・ウォンの世界」です。カップリングの「GEISHA」って曲も凄いです。約8年ぶりぐらいに俺のターンテーボーで彼女のレコードが45回転で廻っています。リード曲は香港の湾仔を舞台とする英国パラマウント映画(米国ではない!)「スージー・ウォンの世界」のメインテーマのカヴァーですが、彼女のエキゾチックな存在感とアーモンドアイ、そしてフランス語で歌うという目眩のような組み合わせがなんとも言えねぇ絶妙な奥行き感となっているのがたまりませんねぇ。
このTHIEN HUONGという名前は彼女のBIRTH NAMEということで、フレンチガールポップファン的にはTINY YONG(ティニー・ヨン)という名前の方が知られてるんじゃないかな?と思いますが、どうなんでしょう。彼女の詳しい経歴については???な部分も多いけど、フランスのHenri Salvadorの前座等をつとめたりしながらキャリアを積んでいたそうで、TINYという芸名はHenri Salvadorの奥さんの命名らしいね。フレンチガールポップやイェイェ好きで東洋フェチにはたまらない逸材ですね。俺もその1人ですけど、名盤コレクターではないので多くを語れるほどではありません。シュレルズのカヴァーの「おだまり小娘」や、その他、シフォンズ、マーヴェレッツ、ビートルズのカヴァーなど、オールディーズ好きな人にもツボな曲多いよ。Henri Salvadorの「ワンちゃんとわたし」や「あなたはウソつきの王様」なども、ロリータでちょっとコミカルな感じの曲もたまらなくいいっすねぇ。
↓↓↓ TINY YONGの動画はこちらで観れるよ! ↓↓↓
http://khanhly.net/phoxua/tm.asp?m=45153&mpage=1&key=끡
ページ開いた途端に一気に7曲ぐらいの音源がバラバラバラと。で、下の方にスクロールすると「Tais-toi petite folle」って曲の映像が観れます。TINYがエッフェル塔のデッキやエレベーターでワンちゃん(ダックス?)を抱えて歌う映像はなんとも心の隙間に入って来る既視感があってたまりません。そう言えば、小学校4年の頃、こういう妙な気分のことを「イムナ」と命名しましたが、クオリアとイムナってちょっと近いって言えば近いね。ただ、イムナの方が、クオリアよりも性能も解像度も悪く滲んでいます。で、イムナよりもインパクトがあるのが、20代の頃、チャーリー宮毛と共にリトル・リチャードがフランソワーズ・モレシャンみたいな顔してびっくりしてる写真をみながら命名した「突然のパイナップル」という概念death。何をワケのわからんことを!って思う人もいるかも知れないけど、CKBの音楽のソースって音楽からじゃなくてこういう感覚から拾っているんdeath。
ROLAND CD-2eのおかげで、一気にメロディーが浮かびまくって、こうしてTINY YONG他、CKB以外の音楽も素直に楽しめるような気分になったわけでございやす! MDレコーダーの不具合で消滅してしまった曲がちっとも惜しいと思わないぐらいの勢いだぜ。
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