←アルファの防寒服のチャド。
『ミラクル』ジャクソン・シスターズ
楽曲「ミラクル」との出会いは10代の終わり頃でした。その背景には実に甘酸っぱくエロティックな思い出があった・・・はずなのですが、今となってはそのコの顔も名前すらも思い出せません。で、音楽のセンスのいいそのコがセレクトしたカセットに録音されてたこの曲だけが、やるせなく狂おしい残り香としてここにあるのみでございやす。
『ワッチャシーイズワッチャゲット』ドラマティックス
タイトル曲「ワッチャシーイズワッチャゲット」を聴くと、小学校の頃よく遊びに行った磯子の従姉妹の家を思い出す。国道16号沿いのセンチュリー・マンションというマンションで、そこが新築だった当時は、まるでリオデジャネイロ的(行ったことないくせに)なサウダージ電波が飛んで来て、俺の脳内で勝手に「磯子ブラジル化計画」が進行していたのでした。で、道路挟んだこっち側の丘のてっぺんのプリンス・ホテルのある辺りから海を見下ろすとき心に去来するものと同じ質のものがこの曲にありました。もう一曲、代表曲の「インザレイン」はその当時、本牧市民プールの真ん中のスクリューの噴水がある辺りで遠い雷鳴をきいた感じに似てます。子供心にも絶望感みたいなものが渦巻いてて、後に10代になってからこのアルバムに出会って、そういった気分が一気に蘇りました。廻るターンテーボーは思い出せない記憶(by 茂木健一郎)を思い出させるクオリアの再生装置でございます。
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