俺の父親Part1である田寺さんが
残していったシュープリームスの
「決定盤これがシュープリームス」。
モータウンとの出会いがなければ
「デトロイト音頭」は誕生しなかった。
『Greatest Hits』Rose Royse
黒人版アメリカン・グラフィティと言われた映画「CAR WASH」を見て買ったローズロイスのベスト盤。超FUNKEEEEEEEな「CAR WASH」の主題歌よりも寂しげで強烈な孤独感を催す「Love Don't Live Here Anymore」が好きです。89年か90年ぐらいにイギリスのDOUBLE TROBLEが当時、大流行のグラウンドビートでカヴァーしてたのはもっと好き。
『RIPPLE』RIPPLE
「FUNK!」ときいてパッと思い浮かぶのがコレ! 初めて聴いたのは多分、本牧のディスコ・リンディーか、同じく本牧のラヴマシン。いや、鶴間のシルバースワンだったっけかな? 忘れた。それにしてもリンディーは凄いディスコだった。1940年代のシトロエンが店内にドーンッと置いてあって、その車内がDJブースになっていて、店内、真っ暗のボックスシートだから、好きな女を口説くには最高のスポットだった。後期にはCKBの母体のそのまた母体、ERDのギタリスト兼ラッパー兼DJのアイク・ネルソンも後期リンディーと新山下ベイサイドクラブでDJやってました。そう言えば、アイクさんは80年代後期のFMヨコハマ「サントリー・ソウル・ブラザー」って番組のメイン・パーソナリティーもやってましたねぇ。
『第三集』チョー・ヨンピル
4曲目に韓国伝統民謡の「江原道アリラン」を四つ打ちのトッチータッチーなディスコビートにカスタマイズしたカヴァーが入ってるんですが、これはCKBがライヴの「ゲバゲバ90秒」で「そんなカネ、カネ言うなあ!」の後に歌う曲です。李博士がブレイクしたときに歌ってた「江原道アリラン」の元となるアレンジのような気がします。またオリジナルの「赤トンボ」という曲も涙が出そうになる美しい哀愁のメロディーで、特にプログレっぽい大サビの展開は、まるで漢江(ハンガン)の土手で見る夕陽のオレンジ感に包まれ、鉄橋を列車が横切る時のような強烈な孤独感は堪え難いものがあり、早くおうちに帰りたくなります。後半のヨンピルのスキャットもいい味出てます。パンソリではないけれどパンソリに通じる「恨」のサウダージがそこここに漂う冬の夕暮れを思わせる哀愁の名盤です。
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