強羅
「箱根ヨコワケハンサムワールド」※をやらなくなってもう5年ぐらいになりますが、曲作りの為に箱根に行って来ました。箱根って好きですねぇ。特にこの季節は紅葉していていい感じです。新山下から首都高速狩場線、狩場から保土ヶ谷バイパス、東名高速、厚木で降りて小田原厚木道路、箱根湯本から登って塔ノ沢、宮ノ下、大平台、さらに登って目的地の強羅に到着するんですけど、湯本から強羅に着くまでのしっとりとした質感がたまらなくいいです。特に創業100ウン年のニューフジヤホテルと、その周辺に漂うINTERNATIONALな空気はたまらなくいいね。数件ある古美術屋の看板の横文字と漢字のミックス、ヴィンテージな写真館のウインドにはジョン・レノンとヨーコ・オノが箱根を訪れたときの写真が飾られていたりね。で、強羅ですが、その強羅という文字の如く、なんとも言えないムードがありますね。俺が子供だった頃、当時のプレイボーイ・ライフをエンジョイしてたような豪快な人たちが、外車のスポーツカーを飛ばして女優とお忍びでやって来るようなね、そんな高度成長期の名残りが空気の中に霊写真的にうっすら滲んでるんですねえ。おっと、俺は霊感なんかないよ、雰囲気としてって意味でね。その空気感のIDは2006年に訪れたL.A.のヒュー・ヘフナーのプレイボーイ・マンションや、モナコの旧ローズ・ホテルのラウンジに流れていた空気にも一致します。この空気って一体なんなんでしょうね。よくわかりませんが、こういうグッと来る空気を吸収しては楽曲に変換して吐き出すって感じですね。特に温泉に浸かってるといいメロディーが浮かびやすいっていうのもあるんですけどね。作曲を口実に毎週のように箱根通いしたいね!イイネ!
※「箱根ヨコワケハンサムワールド」とは・・・
「箱根ヨコワケハンサムワールド」は箱根芦の湯温泉の旅館「きのくにや」を貸切り一泊2日で開催していたCKBセミナーのこと。セミナーって言っても、食事して、酒飲んで、CKBの生演奏つきの宴会して、終わってもまたダラダラと始まったりやめたりして、深夜からはカラオケスペースを利用してラウンジ「不良クラブ」をオーガナイズ。ターンテーボーまわして、CDRまわして、G-FUNKから、BOSSAから、ぴんからトリオまで、めちゃくちゃな選曲で夜明けまで狂って踊りますが、さすがに4時台、5時台ともなるとお客さんも酩酊状態グロッキー。最後はソファーにて意識不明のお客さんが2、3人程度で後味悪く終わるみたいな催しです。第1回目は98年の秋。その後、春、秋と年に二回開催し、2003年春に記念すべき第10回目を開催のはずが、諸事情により延期となり、その後、2005年に豪華客船「ふじ丸」をチャーターして実施され、横浜大さん橋埠頭出航から翌朝の解散まで、箱根とほぼ同様のプログラムを船上にて行い、ひとまず10回を区切りこの企画は終了しました。
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