DRAGON CLUB
beCOOOL!
昨日(6/20 '08)はDRAGON CLUBで初LIVEでした!
うまく言えませんが、DRAGON CLUBの誕生で、横浜の夜が更に面白くなる、そんな
嬉しい予感に満ちたREDHOTなィ夜でありました。
フロアの正面からパッと見た感じ「このステージに12人全員乗れるのか?」なんて
感じもしますが、思いの他、奥行きのあるステージなので、全く問題なく、楽しくプ
レイできました。いや、むしろ、こういうタイトなステージでやる方が燃えますね。
CKBがクラブ・フィールドとリンクしていた2000年〜2002年頃の気分が蘇ったとい
うかね。
<ライヴ・レポート>
で、1曲目は去年引退した偉大なる韓国ロックの父、シン・ジュンヒョン先生の「美人」
をノッサンが大改造し熱唱。ノッサン+バンマス+シンヤのトリオ編成(GOZOROPP)
による同曲カヴァーは、アルバム『777』に収録したヴァージョンよりもヘヴィーで黒
っぽいサウンドになっていました。
さらにガレーヂ仕様の「BATMAN」でガーチャンも加わっての4人編成となります。
そして、ジャッカルと俺が加わり6人編成(CKB CLASSIX)の「逆輸入ツイスト」へ
と続きます。毎度のことながら同曲の間奏におけるガーチャンのトワンギーでガレーヂ
な音色のギターソロにはシビれます。
で、4サマ、ダテゲン、テツニ、愛ちゃんが加わっての「Midnight Cruiser」で新山下
〜本牧埠頭方面にワープです。横浜の磁場を感じながら歌う同曲はかなりSOUL電波
指数高めで興奮します。この曲のドラム・パターンはJB'Sの機械的でタイトなビートを
意識したもので、自然な流れでこの曲のROOTSとも言うべきJB'Sの「Pass the peace」
に繋ぎます。ここでわかばさん、澤野君も加わり、12人編成のCKB FULL FORCEとな
ります。こうしたコンパクトなステージでのフル編成は逗子「音霊」同様、めちゃくちゃ
アガります。
さらにバンマスのドラムソロ、シンヤのベースソロに続いて「LADY MUSTANG」です。
この曲、CK'S時代も含め、15年以上もやっているのですが、GROOVEを引き出すのが
非常に難しい曲で「当たりハズレ」もあるんですが、今回は今までで一番いいGROOVE
が出せていたように感じました。この曲に関してはまだまだ改良の余地ありですが、コ
ンスタントに最高のプレイができるようになればいいなと思います。
そして「タオル」と「37℃」。こういう蒸し暑い状況下では、むしろ前半のアップテン
ポな曲よりも、こういったメロウでスローなグルーヴの方が100倍興奮しますねえ。
今度のアルバム『ZERO』に収録の「音楽力」という曲は「タオル」をサンプルして作
ったHIP&SOULなんですが、その早口速射歌唱のさわりをちょこっと歌わせてもらいま
した。気分的には他にも新曲を多数披露したかったのですが、前後レコーディングに挟
まれてのタイトなスケジュールだったんで新曲の練習時間がなく申し訳ありませんでし
た。その分、なるべくFヨコの放送でかけますんでひとつ。
で、リクエストコーナーでは「黒いオートバイ」や「けむり」のリクエストが多かった
ように思ったのですが、ザ・スパイダーズのガレーヂな名曲「メラメラ」のリクエスト
にピンと来たのでコヨーテおっとジャッカルと歌わせてもらいやした。
で、いよいよ、ここから夏の目眩のような楽曲が続きます。
まずはタイのモーラム・ビートとロックステディを異種配合させた感じのお盆チューン
「路面電車」。湘南生まれの愛ちゃんならではのIRIE電波「SUMMER TIME」、さらに
映画「ロッカーズ」でもおなじみの、JACOB MILLERのメドレー(「SIZIE WONG」
「TENEMENT YARD」)、そしてSAMI-Tリディムをベースとする本牧マッシヴな
「RISE & SHINE」でどんどん音の中に音に中に潜り込んで、ステージに立っていると
いう意識すら薄らぎ、その混沌としたトランス状態のまま「プーナ」「 シャリマール」
の裏横浜シリーズでひとつの絶頂感を迎えます。さらに「シャリマール」のトラックに
乗せて、アルバム『ZERO』に収録する「中古車」の一部を歌わせてもらいました。
で、本編ラストは、炎で言うと、赤よりも青という感じの「発光!深夜族」「スージー
・ウォンの世界」「空っぽの街角」の3曲。最初期の曲ながら、今も新曲のような気分
でプレイできる楽曲を立て続けにプレイし、アウトロは「Punch!Punch!Punch」で幕
となりました。
そしてアンコールはフレンチなイェイェ仕様の「葉山ツイスト」、そして夏の始まりな
のに夏の終わりを想像してやるせなくなる気分の「GT」でフィナーレとなりました。
90分の予定を大幅にオーバーしての120分ステージでしたが、通常ライヴの180分コ
ースに慣れてるせいか、ああ、あれもしたかった、これもしたかった、と、色々と頭
の中を渦巻いてますが、今日は気分を切り替えてレコーディングやってます。
今回はMCで「12人編成でDRAGON CLUBやるのは今夜が最初で最後!」なんてこと
を言いましたが、後半はその発言を撤回したくなる気分になってて「GT」歌いながら
もだんだんやるせなくなっちゃいました。
でも、DRAGON CLUBでは、CLUBだからこそできることとか、型にハマらない色ん
な試みにトライしてみたいという思いも強烈にあるので、次回、またやるチャンスが
あれば、通常のライヴや、FRIDAYとの差別化を含め、SPECIALなスタイルを考えて
みたいと思ってるところです。
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