以前、3/15放送分の横山剣音楽事務所自動車倶楽部/MIDNIGHT CRUISERで紹介したMAZDA ROADPACER(1975年)です。
豪州のGMホールデン社のホールデンHJプレミアのボディ/シャシーに日本のマツダが誇るロータリーエンジン13B型を搭載した混血車。
なんつったってこのホールデンという響きがいかにもメリメリな電波を放っているじゃありませんか。豪州は日本と同じく右ハンドルの国。豪州車をベースとしたのは、おそらく右ハンドルであるというメリットを生かしてのセレクトだったと思いますが、この無意識過剰の偶然の賜物的メリメリスメルこそ有り難いわけで、こういう質感は狙って出せるもんではありません。顔つきがなんともエキゾティックで、薄い若草色のメタリックなんてもうたまんない発色してましたね。俺が個人的に欲しいのは6人乗りのベンチシートのモデルです。やっぱりベンコラ(ベンチシートにコラムシフト)が最高ですよね。 いすゞから販売されていたステーツマン・デ・ビルというクルマもベースカーは全く同じで、エンジンのみいすゞ製でしたが、いすゞからそんなクルマが出ていたことすら知らない人も多いでしょう。
で、このロードペーサーは1979年に販売終了、たった4年という短命に終わったんですが、販売総数たったの799台。まさにダメ車の中のダメ車です。興味を持った方、是非、マツダロードペーサーで検索してみて下さい。そのスタイリング、存在感、質感、すべてにおいてメリメリとしか形容できない奇跡のクルマです。
ちなみに以前、Aicochang!Hoikita!のコーナーで愛ちゃんが選曲した『COOL ME DOWN』はニュージーランドのBLACK SEEDSのラガな名曲ですが、リスナーからも「あの曲凄くいいじゃん!」って反響がありました。同バンドの『SO TRUE』(これもイイ曲!)のPVには薄青メタリック塗装がイイ感じにヤレた’60年代のHOLDENが登場します。サイズ的にはFORD FALCONぐらいだと思いますが、興味ある人はYOU TUBEでも観れます。右ハンドルなので狙い目かもよ!いいねえ。(CK) |